子供の入寮手伝いを終えて。

昨日、長男の入寮を手伝った七味おやじです。

長男が高校進学のため巣立ちました。あっという間の15年間でした。入寮に際して、必要最低限の荷物だけをもっていきました。あんなに小さかった我が子が、私と同じぐらいの背丈となりました。彼が家を旅立つ姿を私は忘れられないでしょう。

彼の部屋には卒業アルバム、中学時代のバスケ用品、表彰盾やメダルなどが残っており、まだほんのり巣立った主人の残り香がします。そんな部屋を見ていると寂しさが込み上げてきます。幸い他の家族は出かけているので、寂しさにとらわれないよう、窓を開けて換気をしています。春の優しい風が吹き込んできます。次は真ん中の子にこの部屋を使ってもらいます。

子供の巣立ちを見送る親の気持ちをこれまでにも何度か想像することがありました。私が大学時代に下宿したとき。私が就職して関東に旅立つとき。それぞれに自分の親の気持ちを想像してきましたが、いざ自分が見送る立場になると想像していた以上に寂しいものです。旅立つ長男は未来を見据え、見送る親は過去を振り返るからでしょう。

残された兄弟も声には出しませんが、一緒に暮らしてきた長男が巣立つのは寂しいことでしょう。一番下の子とは結構歳が離れているだけに、何とも言えない不憫な感情が芽生えてきます。しばらくは甘やかそうと思ってしまいます。長男が家にいない生活に慣れるまで。

高校生活は人生で1度きり。思う存分バスケに打ち込み、インターハイやウィンターカップに出場できるよう、できる限りの努力をしてもらいたいです。そして結果はどうあれ、きっとその先にまた別の道が見えてくるはずです。打ち込める何かがあることは素敵なことです。若いのだから、今しかできないことを今トコトンやってもらいたいです。

子供が巣立つ前の心の準備について書いた記事はこちら。

入寮時に忘れがちなことをまとめた記事はこちら。

色々続くイベントも長男の入学式で一段落です。入学式までには寮生活に少しは慣れることでしょう。新年度を迎える4月。今年は変化が多すぎるので、あせらず・のんびり・粛々とその変化に対応していきたいと思う七味おやじでした。

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