考え抜くと至ってシンプル。

考えて、考えて、考え抜くと資料は案外シンプルになると思っている七味おやじです。

最近まったくパワーポイントの資料を作成していませんでした。

その理由は単純。飽きてしまったから。

しかし、仕事上どうしてもパワーポイントの資料を作らないといけない状況に追い込まれます。

出来合いの資料で事足りないだろうか?そんな淡い期待をもって既存資料を読み込む。

気に入らない箇所がどんどん出てくる。

  • 事実(Fact)と意思(Will)が混在していて読んでもよくわからない。
  • 文字が多すぎて書物か?とあきれてしまう。
  • 無駄に色が多い。色に意味付けを感じられない。特に注釈もない。
  • 難解そうな図解があるが、結局何が言いたいのかわからない。
  • コトバ選びは大事だが、コトバ遊びになっている。
  • 資料のまとめとして最後のゴール(目的)が見えない など

恥ずかしくてこんな資料を自分の資料として提出できない、したくない。

それで、考え抜いて資料を作ることになってしまうのですが、突き詰めて考えるとすごくシンプルな資料になってしまいます。

無駄(ノイズ)を省いて、要所をフォーカスし、ディスカッションしたいことをまとめるとスライド数も減って、どんどんシンプルになる。

不思議です。考えて、考えて、考え抜くとエッセンスはものすごくシンプル。

そうすると、スライド枚数が少ないこの資料で本当に持ち時間を満たせるのだろうか?という不安が襲ってくる。

されど、無駄な情報を足せば足すほど、おそらくは資料のピントがボケる。ディスカッションすべき内容も同じくボケる。

不安を取り除きたいとする雑念と本質を求めたいとする仕事観の葛藤が起きます。


日々の生活もこれに似ているのかもしれませんね。

  • 生活を充実させたいと思って色々買ってしまう。
  • もう使わないであろうモノや本をいつまでも保有し続ける。
  • オシャレを楽しみたいと思ってセール時にさほど欲しくない服や靴を買ってしまう。
  • 自分の知識の無さが不安になり本や動画学習などで無駄にインプットする。
  • 無駄だと思いつつ、評価を下げないためにつまらない点取り試合に参加する。

枚挙にいとまがありません。

しかし、すべての無駄を省くほど達観できるものでもありません。

生活に彩りは欲しいし、自分へのご褒美もあげたくなるものです。

馬鹿馬鹿しいと思いながらも要領よくありたいとも思います。

こちらは欲と本質の葛藤といったところでしょうか?


生活面では到達できそうもない「ミニマリスト」ですが、せめて資料作りぐらいはシンプルにしたいと思う七味おやじでした。

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