テレビ会議の聴衆として仕事してる感出すのやめてほしい・・・と思ってる七味おやじです。
Teamsを使って1日に3件ぐらいのテレビ会議に出ています。出席者を見て思うのですが、発言しない会議出席に何の意味があるのかよくわかりません。テレビ会議に複数回出て時間を潰して1日が終わる。それ、生産性ありますか?そんなことを毎日思いながら過ごしています。今回はテレビ会議の聴衆について考えてみたいと思います。
テレビ会議の聴衆構成
テレビ会議の聴衆構成別に考えてみたいと思います。生産性のないミーティングには出席者の構成にパターンがあるはずです。
「1 対 1」で共にテレビ会議の場合
自分も相手もテレビ会議という構成です。当然、サシでのテレビ会議となります。この構成においては当然、両者が発言をすることになります。間違いなく意義のあるテレビ会議でしょう。話す内容が仕事であれ業務外のことであれ、お互いが発言して傾聴するため、意義のあるコミュニケーションになるでしょう。テレビ会議という形式にも合っています。本来増えるべきコミュニケーションの形です!
「1 対 複数」で自分がテレビ会議、相手が会議室に集まっている場合
自分は自宅からテレビ会議、相手は会議室に集まってテレビ会議というシチュエーションです。自分が発言し、それに対して相手のうちの誰かが発言する。その発言に対して、会議室にいる別の誰かが発言する。その発言に対して、会議室にいるまた別の誰かが発言する。こんなミーティングには意義があります。途中、誰が何を言っているのか分からなくなりますが、それはそれでいいと思います!活発に議論されていればそれで生産性は上がっています。
「複数 対 複数」で全員がテレビ会議の場合
生産性のないミーティングになりそうです。参加者のうち何人が発言したでしょうか?人数が増えれば増えるほど、聴衆が増えていきます。時間単価が高く、アウトプットの出ないテレビ会議です。聴衆のほとんどはミーティングを聞いておらず、他の仕事をしてるでしょう(ネットサーフィン含む)。こういうテレビ会議、本当に多いです。こんなテレビ会議を1日に複数本やっていれば、何もせずに過ごせそうです。自分の発言のターンが済めば他のことやってるでしょう。相手から見えないのでやりたい放題になること間違いなし!
テレビ会議の議論内容
続いて会議の議論内容について考えてみます。テレビ会議であるかどうか以前の問題です。無駄な会議には議論内容のパターンがあるはずです。出席者の日時調整が面倒なため、定例会にしているケースも多いでしょう。
お題の大枠は決まっているが、議題が毎回変わる定例会
物事を前に進めるために会議を定例化してます。話す内容がない場合、物事が進まず停滞してます。なぜ停滞するのか?これすら議題になるでしょう。きっと何かの障壁があるはずです。大枠の方向性(WHYやWHAT)は決まっていますが、実装するための細部(HOW)を詰めていく上でディスカッションしなければなりません。自信をもってこの手の定例会には出席しましょう!そして、積極的に発言をしましょう!
お題の大枠も決まっていて、進捗管理するための定例会
必要最低限にしたいミーティングです。担当者の安心感を醸成するための会議として多い構成です。顧客への提案資料を何度も社内で詰める場合などはこのケースです。出席者も限定的でよいはずですが、強引に呼び出される場合は聴衆になることも多いケースだと思います。他の仕事をした方が生産性は上がりそうです。後で資料を読んで、コメントをつけて返すという作業でも十分なケースも多いでしょう。
お題の大枠も決まっていて、エライ人に順番で報告するための形式化された定例会
マネージャーが楽をする、責任逃れをするために開かれる会議です。ズバリ生産性はないでしょう!このケースの場合、発表者が多すぎるためプレゼン内容はエライ人に理解されていないでしょう。ときおり質問があるかもしれませんが、それほど深い意図はないでしょう。なぜならば、発表内容に対する理解度が低いからです。出席者が10人超えたら、この会議に出席する意味ある?と振り返ってみてもよいでしょう。生産性のない会議なので適当に要領良くやり過ごしましょう!昔からこの手の会議は多いです。さらにテレビ会議化されているので、議論の中身は薄いものになるでしょう!
まとめ
働き方改革が叫ばれて久しいです。ミーティング時間については1時間以内にしましょう!などのスローガンが掲げられるようになってきたのではないでしょうか。ただし、時間を制限しても内容が陳腐化しているのでは意味がありません。苦痛な時間が1時間に短縮されたけど、むしろ回数は増えてる!なんてわけのわからない状態も起きていることでしょう。さらにテレビ会議という便利な手段ができたので、無駄な会議が量産されているかもしれません。1日24時間はみんなに平等ですので、無駄な会議からは波風立てずにうまく逃れましょう!もっと他にやるべきことがあるはずです!
テレビ会議の聴衆に生産性を感じない七味おやじでした。