中学バスケで部活とクラブチームを掛け持ちするコツ3選!

子供たちに部活とクラブチームのバスケを掛け持ちさせている七味おやじです。

子供にやる気があれば、部活とクラブチームの掛け持ちは可能です。ただし、JBA登録については中学校の部活顧問とクラブチームとよく話し合って決めた方がいいです。ルールがコロコロ変わってややこしいです。

今回は、部活とクラブチームを両立させるコツを3つ考えてみたいと思います。

部活についての記事はこちら。

クラブチームの記事はこちら。

クラブチームで全国大会に出場した記事はこちら。

目次

部活引退までは部活優先の方が無難

端的に表現すると、長い目で見て3年単位で考えた方が方がいいです。

部活とクラブチームの掛け持ちをはじめると、子供の意識はクラブチームにいきがちです。部活でエースだとしても、クラブチームに行けば普通。ベンチ入りできるかどうかもわかりません。子供は競争の激しいクラブチームで勝ち残ることを優先する傾向があります。部活引退後はクラブチーム1本で活動できますので、長い目で見て考えた方がいいです。

部活の公式戦とクラブチームの練習試合の優先順位

部活の公式戦(市レベル)とクラブチームの遠征試合(練習試合・カップ戦レベル)のどちらを優先するでしょうか?合理的に考えれば、部活です。しかし、クラブチームで獲得したレギュラーの座を他の誰かに奪われたくない!というライバル心が合理性を上回ってしまうのが子供というものです。ここで注意したいことは、部活の公式戦(市レベル)1回戦であれば、自分がいなくても楽勝でしょう!という楽観的な思い込みです。蓋を開けてみないとわからないのが、勝負事です。部活をやる以上は、部活の公式戦を優先した方が無難かと思います。このあたりの優先順位を子供にもたせないと部活との掛け持ちは難しくなってきます。

部活の練習とクラブチームの練習試合の優先順位

それでは、このようなケースはどうでしょうか?部活は練習、クラブチームで練習試合やカップ戦というケース。正解は人それぞれですし、ご自身でご判断することになりますが、このようなケースではクラブチームの練習試合やカップ戦を優先してもいいかもしれません。部活の顧問によっては、休むことを嫌う人もいるでしょう。後述の部活の顧問にクラブチームの掛け持ちを事前に話しておくことが大切です。コソコソ休んでも度重ねるうちにバレるので、予め筋を通しておいた方がいいでしょう。部活は基本的に体質が古いので、少しばかりの嫌味を言われるかも知れません。それでも、家庭内でのルール決めを明確にしておけば、親も子供を支援できるでしょう。

部活の公式戦とクラブチームの公式戦の優先順位

さて、ややこしいケースもあります。部活の公式戦とクラブチームの公式戦が重なる場合です。大きな大会になると日程調整されてるケースが多いと思いますが、稀に起きるかもしれません。このようなケースもご自身のご判断になりますが、クラブチームには自分の子供を代替する選手がいます。部活には代替選手は少ないか、まったくいないでしょう。このようなケースが発生したときに、親子でもめないように予めルールを決めておいた方がいいです。こういうケースが発生した場合の判断は相当悩むことになります。子供には部活内での人間関係などもあります。親子でしっかり対話しておいた方がいいでしょう。

冒頭に述べましたが、部活引退後はクラブチーム1本で思う存分バスケができます。クラブチームでもU15の最後の大会で勝ち上がることを最終目標としているでしょう。3年間という長い目で見て部活とクラブチームの優先順位を考える必要があります。

部活引退後はクラブチームと受験勉強の掛け持ち

クラブチームの本番はU15の(部活引退後の)8月からになります。U13、U14もそれぞれに大事ですが、やはり本番はU15です。中学生の1学年の差は親が考えるほど小さなものではありません。中学生の成長はそれほどに大きいです。

U15の8月から本番が意味すること

中3の8月から本番と聞いてどう思われるでしょうか?中3の夏休みから受験勉強が本格化するのではないでしょうか?クラブチームでバスケをするということは、そこから受験勉強とバスケの掛け持ちがはじまることを意味します。クラブチームが強くて、レギュラーを取れたからといって、必ずしも高校のスポーツ推薦の道が開けるというものでもありません。また、中3になると子供の体も成長し、急成長をとげるライバルも現れます。悩ましい天秤は形を変えてしばらく続くでしょう。

バスケのスポーツ推薦1本に絞るリスクはあります。どこの高校からも声がかからないケースも考えられるので、子供と時間を作って高校進学についての話し合いが必要になります。また、中3になると積極的に高校の練習会などにも参加します。そういう場数を踏みながら、相対的な自分の実力を確認していく時期でもあります。高校から声がかかったとしても、引き続き受験勉強は必要なので、時間の使い方を工夫しなければなりません。中3の部活引退後は忙しい時期になります。

U15は一気にバスケが成長

U13やU14と異なり、心身ともに大人になってきますので、バスケの成長も早いです。試合を重ねるたびに成長します。他の都道府県のチームや高校生とも試合をするので、自信をつける上でも重要な半年間になります。成長が晩熟の子供もこの時期になると身長が追いついてきます。親としてはただ怪我をしないことを祈るばかりです。受験が終わってもクラブチームでの活動は続きます。高校レベルのバスケに順応するために、休みなしです。体づくりも大切になってきます。一気に成長するこの時期にクラブチームを活用することは有意義です。繰り返しになりますが、受験勉強との掛け持ちをうまくできるよう子供の自主性も大事になってきます。

部活顧問にはクラブチームのことを話しておくべき

部活とクラブチームの掛け持ちには、部活顧問、親、クラブチームの理解が必要です。特に部活顧問とはしっかり話をしておきましょう。

部活顧問に話して応援してもらった方が得

性善説かもしれませんが、部活顧問も頑張ってる子供を応援したい気持ちがあります。部活の優先順位に対する考えをしっかり伝えた上で、折角なので応援してもらいましょう。クラブチームは様々な地域の子供が集まる場所です。練習に少々遅刻してもそれはそれで仕方ありません。部活をしっかりやって、その後クラブチームに行けば問題ないですし、部活顧問もその頑張りを応援してくれます。人としての筋をしっかり通すことを子供に学ばせるいい機会とプラスにとらえましょう。部活特有の理不尽はあるかもしれませんが、部活顧問も人間です。細かいことには目をつぶって長い目で子供の成長を見守りましょう。

部活顧問は高校進学でも味方になってくれる存在

スポーツ推薦にせよ、一般入試にせよ、中学校の先生は頼りにすべき存在です。バスケが上手い子は過去の卒業生にもきっといたでしょう。担任だけでなく部活顧問もしっかり頼った方が得です!クラブチームは高校進学を担保する場所ではありません。バスケのスキルを向上させるための場所です。進路指導で最後に頼るのは中学校の先生です。担任がスポーツ推薦に明るいとは限りません。部活顧問に聞いた方がよいこともあります。素直に中学校の先生も頼りましょう。親というものは、子供の将来を期待しすぎる傾向にあります。部活顧問とクラブチームのコーチ、第二の視点をもつという観点でもいいと思います。

まとめ

部活とクラブチームの掛け持ちについて考えを記載してきました。子供とよく話し合って掛け持ちのルール付けをすることが大事です。その上で、部活顧問やクラブチームのコーチともしっかりコミュニケーションを取りましょう。子供にそれを求めても難しいので、必要に応じて親の出番になります。人として筋が通せる掛け持ち方法を模索することになります。自分で考え、自分で行動することを学ぶ上でのいい機会ととらえて、前向きにチャレンジしてみればいいと思う七味おやじでした。

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