ときどき読書にハマる七味おやじです。
ブログをはじめておきながら、これまでブログをあまり読んだことがありませんでした。
ブログを続けるにあたって、さすがにこれは良くない、学ぼうと思いました。
今回は、その中で「読んで良かった!」と思える本について記事を書こうと思います。
本記事は、ちきりんさんの書いた「自分メディア」はこう作る!(文藝春秋)を読んで思ったことをまとめた記事です。
この本は、「Chikirinの日記」というブログの運営記(裏を知る篇)と、ベストエントリ(表を知る篇)を合わせた本です。
ブログ「Chikirinの日記」を知らなくても読みはじめられる。
ベストエントリ(表を知る篇)から読み始めました。そもそもどんなブログなのかを知った上で、運営記を読んだ方が頭に入りやすいと考えたからです。
それぞれに、ちきりんさんの考えがしっかり述べられており、読み応えのあるエントリばかりでした。
本記事の執筆時点からすると10年程前の社会派エントリになりますが、今読んでも全く古さを感じさせません。
誤解のないように。私が言いたいのは「ちきりんの考え方が正しい!すごい!だから読者が多いのだ!」ではありません。そうではなく、たとえどんなに稚拙な考えであっても、どんなにぶっとんだ考えであっても、(誰がやっても同じになる)単なる分析結果なんかより、人によって異なる「誰かの考え」のほうが圧倒的におもしろいし、価値はまさにそこにあるのだということです。
「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記 ちきりん 2014年11月25日 第一版 文藝春秋
どのエントリもこの姿勢が貫かれているので、読み応えがあるのだと思います。
当時のエントリを把握した上で、ブログの運営記(裏を知る篇)へと入っていけるので、ブログ「Chikirinの日記」を読んだことがなくても、すんなり読み始められます。
ブレないメディア価値の定義。
ブログの運営記(裏を知る篇)では、ブログ立上げの動機から「Chikirinの日記」の成長過程が記されています。
その中で、メディア価値について触れられています。
私が目指したのは、「Chikirinの日記」を価値あるメディアに育てることであり、価値あるメディアとは、特定の共通点を持って絞り込まれた読者が集まっている場所、と考えていました。
「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記 ちきりん 2014年11月25日 第一版 文藝春秋
自分が運営する場所(サイト)、自分のメディア(Own Media)を持ち、そこに前述したような共通点を持つ、価値観の似たタイプの読者が多数集まるようになれば、アクセス数が増えて広告料が入るなどというレベルを超えて、様々な新しい(そして楽しい)試みが可能になる。そう確信していました。
「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記 ちきりん 2014年11月25日 第一版 文藝春秋
この辺りのブレないメディア価値の定義が凄いと思います。
このメディア価値の定義によって、ブログ運営のルールや判断基準を設けられています。
軸がブレないので納得感があり、大変勉強になりました。
「ブログで誰に何を伝えたいのか?」というシンプルな問いは重要です。
そして、案外難しい問いです。自分にあてはめて考えてみる良い機会を与えていただきました。
本を読んだ上で、「Chikirinの日記」にアクセスできる。
ベストエントリを読み、運営記を読んだ上で、「Chikirinの日記」にアクセスできるのが良いです。
こんなブログあるよ!と誰かに紹介されて見てみる場合と、本を読んで共感した上で見てみる場合、随分違うと思います。
裏を知る篇で、ブログ運営の考え方を理解しているので、その観点でブログを見れます。
著作の多さにも驚きます。
他の運営サイトやSNSなど活躍の場を広げていることに驚きます。
アフェリエイトの配置、読者への配慮など、色々勉強になります。
本で読んで感じたことを、ブログを見て確認してみるのもよいかもしれません。
以上、ちきりんさんの「自分メディア」はこう作る!を読んで思ったことでした。
七味おやじはすごく良い本だと思います!