3人の子供たちをスイミングスクールに通わせてきた七味おやじです。
何級になったらやめていい?
子供たちから今までに何回この質問を受けてきたことか・・・。
水泳は楽しいと思うのですが、なぜこうなるのか?考えてみました。ぜひお楽しみください!
水泳は人気のスポーツ
学研教育総合研究所の小学生白書Web版(2022年9月調査)によると、もっとも習っている小学生が多い「水泳」。
私自身も幼稚園から小学3年生まで水泳を習っていました。少年野球をはじめるにあたり水泳めました。
そう記載するとかっこいいのですが、本当はスイミングのコーチが嫌いで辞めました。結構、スパルタだったので。
着替えるのは面倒だし、友達いないし、一人でバスで行かないといけないし、(個人的には)楽しくもなかった。
だから正直なところ分かります。
何級になったらやめていい?
という気持ちが。
カナヅチだと将来困るので、最低限泳げればいいぐらいの気持ちではじめてもらいましたよ、最初は。
しかし、あまりにしつこく「何級になったらやめていい?」と聞かれるので、やめさせることをつい渋ってしまいます。
気持ちはわかるが、まだ水泳を続けさせたい。なんだかよくわからない葛藤がしばらく続きます。
バタフライの前でやめてない?
上の子2人はバラフライの手前でやめました。私が少年時代にやめたのもバタフライ。何かありそうな気がします。
そもそもバタフライの泳ぎ方、よく分かりません。二回目のキックと同時に息継ぎ?だったような記憶が・・・。
なんで?そのタイミングで息継ぎ?
どういうシチュエーションでバタフライは必要?
バタフライってクロールより早いの?
よくわからないんですよね、バタフライ。泳ぎ方も必要性も特長も。
クロール、平泳、背泳と頑張ってきて、バタフライで心が折れると言いますか・・・。
バタフライがはじまる頃には他の競技に興味をもって、スイミングから去っていくと言いますか・・・。
いまいちスイミングの楽しさがわからないまま、次のスポーツに行ってしまうと言いますか・・・。
なんかものすごくもったいないですよね・・・。
大きなお世話だと思いますが・・・
水泳は楽しいスポーツだと思います。大人になっても再開できますし、スタイルも良くなるし。
だから思います。
バタフライの前に、競泳やらしたら?
4つの泳法をマスターするよりも、他人より得意な泳法がある!ってことの方が、子供にとって楽しいのではないかと。
かけっこでもそうですが、競争に勝つから楽しくなるわけで。
おぼれかけながら泳法をマスターするプロセスってそれほど楽しくない・・・(と思います)。
一つの泳法をマスターしたらすぐ競泳とかでいいんじゃないかと個人的には思うんですよね。
それで、自分はクロールがめっちゃ速いとか子供が調子に乗るぐらいでちょうどいいんじゃないかと。
なんだったら、ターンを覚えたあとで、再びクロール競泳でもいいと思うんですよね。
25mでは負けたけど、50mで見事にリベンジしてやったぜ!
いやいや、25m、50mでもボロ負けでしたが、長距離の100mでとうとう1位になってやったぜ!とか。
それから平泳へと。
平泳が終わる頃には、子供たちも気づくと思います。
自分が水泳に向いているかどうか?
そして水泳が向いている人だけ背泳、バタフライからの個人メドレーでいいのではないかと。
親目線で考えると・・・
少なくとも、クロールと平泳(とあわよくば背泳)できたら、生きていく上でそこまで困らんでしょう(と勝手に思ってます)。
海でバタフライします?(するかもしれませんが。)
バタフライをマスターするより、クロールと平泳(とあわよくば背泳)で長距離を泳げる方が大事な気がするのですが・・・。
じゃぁ、なんで4泳法必要かって?
中学校の体育の点数が下がって、内申点に影響するとかですかね?
見事に4泳法をマスターした子の中から、競泳の選手を育てたいからなんですかね?
私にはいまだにわかりません。
まとめ
もっとも習っている小学生が多い「水泳」。
そこで、子供たちをうまく導いてあげると、もっとも競技人口の多いスポーツが「水泳」になるかもしれないですね。
それだけのポテンシャルがあります、水泳には。
アラフィフの私も金銭的な余裕があれば習いなおしたいぐらいです。テレワークでなまりきった体を鍛えるために。
今ならば、バタフライをマスターできるかもしれません。
「何級になったらやめていい?」という子供からの質問に飽きている七味おやじでした。